前十字靭帯(ACL)断裂は「自然には治らない、手術が必要」と長らく言われてきましたが、海外の文献では保存的に経過を観察した中で靭帯の連続性が確認された症例が多数報告されています。
自然治癒の鍵は「靭帯の自己修復に必要な局所血流の確保」と「生理的な関節運動の維持」です。装具・テーピングに頼らず、正しい動作パターンで関節を動かすことで修復環境を整えます。
自然治癒(ナチュラリゼーション療法)の主な対象:
⚠️ 受傷から2カ月を超えると自然治癒の「旬の時期」を過ぎてしまうため、できるだけ早期の対応が重要です。
自然治癒の成否はタイミングが最も重要です。松本先生自身、過去に同じ治療を試みて失敗した経験から「どの時期に何をするかというタイミングを一つでも間違えれば自然修復しない」と述べています。
松本じゅん先生が開発した独自の運動療法。「人間も野生動物のように自由で美しく動けるはず」という哲学に基づき、進化・発達の視点から動作を再教育するボディワーク(Evo-Devo Exercise)です。
装具やテーピングを使わず、「動的安定性」を高めることで、靭帯の修復環境を整えます。オンライン(Zoom)でも十分な治療成績を収めており、全国・海外からの患者にも対応しています。
・Ihara H, et al. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996.
・Pitsillides A, et al. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture. J Bodyw Mov Ther. 2021.
・Ihara H, Kawano T. Influence of Age on Healing Capacity of Acute Tears of the ACL Based on MRI Assessment. 2017.
MRI評価は3名の専門放射線科医が独立して判定
※ 結果には個人差があります。本データは松本じゅん接骨院の症例シリーズ(n=61)によるものです。
| 月 | 可動域 | 荷重 | 活動内容 |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 60°-120° | なし | 装具装着・松葉杖 ナチュラリゼーション×3/日 コラーゲン・VitC・VitD |
| 2ヶ月目 | 30°-130° | なし | 装具装着・松葉杖 ナチュラリゼーション×3/日 |
| 3ヶ月目 | 全可動域 | 開始 | 自転車開始 MRI② (3ヶ月末) |
| 月 | 可動域 | 荷重 | 活動内容 |
|---|---|---|---|
| 4ヶ月目 | 全可動域 | 全荷重 | 関節可動域・筋力回復 正常歩行の獲得 / MRI② |
| 5ヶ月目 | 全可動域 | 全荷重 | 筋力トレーニング強化 |
| 6ヶ月目 | 全可動域 | 全荷重 | ジョギング開始 / MRI③ |
| 月 | 可動域 | 荷重 | 活動内容 |
|---|---|---|---|
| 7ヶ月目 | 全可動域 | 全荷重 | ランニング開始 |
| 8ヶ月目 | 全可動域 | 全荷重 | ジャンプ・切り返し動作 |
| 9ヶ月目 | 全可動域 | 全荷重 | スポーツ完全復帰 |
※ MRIは3ヶ月末・6ヶ月末に実施し、治癒進捗を評価